導入インタビュー

マネージャーの面談力強化に取り組む人事部が感じたreviiによるAIのメリット

パーソルキャリア株式会社は、「人々が『はたらく』を自分のものにする力を」をミッションと掲げ、人々の「はたらき方」と「生き方」が融合するような、充実した「あたらしいはたらく」を創造するために多岐にわたる事業に取り組んでいます。今回は、同社の組織人材開発部の青江さんと竜田さんに、「revii(リービー)」の導入背景とAIによるフィードバックのメリットについて伺いました。

社名
パーソルキャリア株式会社
業種
人材
従業員数
1000〜4999名
1on1メリット面談力
事例サマリー
課題

1on1ミーティングが属人的になっていた

マネージャーにメンバーとの面談における成長機会を十分に提供できていなかった

研修がマネージャーのスキルの定着に繋がっていなかった

導入の決め手

忙しい現場マネージャーのスキルアップをサポートできるツールと感じたため

AIから事実に基づいた第三者的なフィードバック機能の存在

結果

マネージャーが自身の面談力を改めて振り返る視点を持てた

AIによるフィードバックで、自然とマネージャーが改善サイクルを回せる

1on1の研修効果測定を定性的かつ定量的に把握できるようになった

マネジメント層へのフィードバック方法に課題

「revii」を導入する前に、既に1on1ミーティングを実施されていたと思うのですが、どういった理由から実施されていたのでしょうか?

青江さん:そもそも1on1ミーティングを「やるぞ!」って人事から大号令をかけて始めたのではなく、自然発生的にマネージャーとメンバーが1対1でミーティングしているものを、1on1ミーティングと呼んでいました。

なので、会社として目的やルールを持って1on1ミーティングを開始したのではないため、マネージャーごとに属人的な実施方法がなされていました。

なるほど、その際にどういった課題感を持たれていたのか、教えてください。

青江さん:初めに、マネージャーの方々の面談力強化を図りたいと思い、研修を実施していたのですが、マネージャーの方々へのフィードバック方法やスキルの定着につながりにくいといった点を課題だと感じていました。

もちろん、それぞれマネージャー自身の上司からのフィードバックや360度サーベイなど、マネジメント育成には色々と取り組んではいたのですが、1on1ミーティングといった限られた範囲に絞ったフィードバックをすることが困難でした。

仮にメンバーが1on1ミーティングへの課題感を持っていたとしても、それをマネージャーに率直にフィードバックするのは難しいですし、そもそもミーティングの内容自体がブラックボックス化されているので、第三者からの具体的なフィードバックをマネージャーが得ることができない状態でした。

おそらく多くの会社さんも共感いただけるかと思うのですが、ファーストラインのマネージャーの方々は、正解がわからない中で孤軍奮闘されているのではないでしょうか。

マネージャーの方々は学ぶ意欲や成長意欲は高いと思いますし、また高いからこそマネージャーになれたと思うのですが、適切なフィードバックを得られないことは、成長の足枷になっているのではないかと思います。

そんな課題をお持ちの中で、「revii」の導入を決めた理由を教えてください。

青江さん:「revii」を使うことで、現場のマネージャーの方々がすごく助かるだろうな、というのが一番の理由です。

マネージャーの方々自身も、1on1ミーティングのやり方があっているのかわからないっていう気持ちはあったと思います。
「revii」を通して1on1をすると、知識のインプットだけでなく、得られたフィードバックを参考に実践することができるので、1on1ミーティングの改善とともに、マネージャー自身のスキルアップに自然とつながると思いました。

AIからのフィードバックについて、どんな反応がありましたか?

竜田さん:マネージャーの方々はあまり気にしていませんでしたが、メンバーの方々は録画されることや音声が残ること、またAIの分析に対して少し気にしているようでした。

しかし、マネージャーの方々から「revii」の導入目的をメンバーの方々にちゃんと説明してもらうことで、納得いただきました。
マネージャー自身の研修目的で「revii」を導入しており、1on1の結果や評価など、他の目的での使用や他人への開示はされない、といった内容を伝えてもらうことで、メンバーの方々も問題なく利用いただけたのではないかと思います。

実際「revii」のフィードバックを得たマネージャーの方々は、意図する方向にメンバーを導くためには、次はどうしよう、と考えてくださるようになり、その変化に気づいたメンバーの方々も、受け入れやすくなったのかなと思います。

「revii」は1on1ミーティング中の行動をサポートしてくれるツール

「revii」の導入において、大変だった点はありますか?

竜田さん:弊社の情報セキュリティーが厳しく、システム面で突破できるかのハードルはありました。

それ以外にはなく、むしろZENKIGENのカスタマーサクセス担当の方と密にやりとりさせてもらっていたので、とても助かりました。

弊社の狙いや状況に合わせて、「こういうことをやってみませんか?」や、「こういうデータも出せますよ」と助けてくださり、本当にありがたかったです。

今後さらに、「revii」を通じて新たなチャレンジややりたいことを、御社と一緒に話し合って決めていきたいなという気持ちになりました。

「revii」を実際ご利用いただき、どんな印象を受けましたか?

竜田さん:個人的には、全部が定量的にも定性的にもデータで出てきて、自分自身やメンバーが今どういう状態にあるのかといったところを客観的に認識できる点は、期待以上でした。

青江さん:研修中に学んだ内容って、どんなに問題意識や成長意欲が高くても日常業務に戻ると忙しさで忘れてしまうことがあると思うんです。例えば、「1on1ミーティングではトークテーマを決めて話しましょう」のような。

一方で「revii」は、分析結果やフィードバック、さらには前回話したトークテーマなどの情報が全てシステムの中に自動で記録されているので、忘れることなく、勝手に必要なステップを踏ませてくれているというイメージです。

もちろん、フィードバックをしてくれるという部分でも大いに助かっているんですが、このように、行動をサポートしてくれるツールであるという部分でも大変助かっています。

フィードバックは誰に言われるかによって受け取り方が変わる

「revii」をご利用いただいたマネージャーの方々はどんな反応でしたか?

竜田さん:普段の1on1ミーティングから気づけていない改善点を認識できた方が多かった印象です。

特にマネージャーの皆さんが驚いていたことが、自分は約3〜4割しか喋ってないと思っていたけど、蓋を開けてみたら7割ぐらい喋っていたりなど。客観的に出てくる結果を見て、自分の取り組み方を認識し始めたっていう声がたくさん出てきました。

そして、若手や新人の方だけではなく、長くマネージャーをやられている方々も「revii」をしっかりと活用し、変わってきていると思います。

自分なりのやり方や信念を持っているという層の方々が改めて、「それって本当にいいんだっけ?やり方としてベストなんだっけ?」みたいなことを考えるようになったのは、正直「revii」のおかげかなと思っています。

青江さん:「revii」はマネージャーの方々にとってフィードバックも受け取りやすいですよね。
誰にフィードバックされるかによって、受け取り方が変わってしまうこともあると思うのですが、「revii」は人ではなくAIからの指摘なので、損得感情なく、受け取るか受け取らないかを個人の裁量にある程度任せることができます。

フィードバックによっては、厳しい現実になるかもしれませんが、代わりに「revii」が伝えてくれるのは助かります。

また、「revii」の指標として出てくるメンバーの状態を、ネガティブな結果からポジティブな結果に持っていく方法を試行錯誤するなど、ある意味ゲーム性を持って楽しみにながらマネジメントに取り組めるようになった、という意見もありました。

メンバー側からも、1on1ミーティングが目的のある有意義なものになったというアンケートの結果もでてましたね。

アンケートとは違う観点で研修の効果測定ができる

人事のご担当者として、感じたメリットはありますか?

竜田さん:今までの研修では、アンケートによる定性的な評価でしか計測ができていなかったのですが、「revii」を導入してからは今までとは違った観点から数字が取れたので、人事的にとても助かっています。

今までは研修を終えた後に、アンケートで満足度や理解度を計測してたんですけど、研修は現場で活用されてこそじゃないですか。
「revii」だと、アンケートでは可視化されない現場での1on1実施実態や、マネージャーの方々のスキルの向上度合いなど客観的な側面から定量的な数値で取れることはありがたいです。

青江さん:あと、「revii」が自動的にマネージャーの育成を手助けしてくれるという点もメリットではないかと思います。

本来ならマネージャーの方々に対して、丁寧にフィードバックしてくれる育成役のような方がいると、成長がかなり促されると思うのですが、なかなかそこまで人材育成にパワーをかけられていないのが現状でして、AIがそれを手伝ってくれるというのは非常に心強いです。

また、事業部には私達よりも先輩の管理職の方などもいらっしゃり、人事とはいえ、なかなかそこに介入して直接的なフィードバックや育成を行うのは難しかったりします。
上下左右なにも関係ないAIがフィードバックをしてくれることは、現場にとっても人事にとっても非常にやりやすいのではないかと思います。

最後に、1on1サービスの導入をご検討されている企業様へのメッセージをお願いいたします。

竜田さん:面談力や1on1ミーティングのスキルを改善していくためにはまず、自己認知をすることだと思っています。

僕の知り合いの人事の方々や、他の会社の方々も、まずは研修から入る形が多いようなのですが、マネージャーの方々はやらされていると感じながらの参加になってしまいます。また、研修の内容に対しても「なんとなく理解してる」と感じてしまう方もいるので、研修に効果があるのかについて疑問を持つことがあります。

なので、「revii」を使って現状の1on1ミーティングを可視化することに大きな意味があると思っており、客観的に現状を認識した上で、「本当に足りないのはなんなのか?」を踏まえて研修などの打ち手を考えていけたらいいのかなと思っています。

「revii」は自分のできていないところや改善すべき点を自己認知できるツールなのでおすすめです。

青江さん:何か人事発信で新しい施策を始めるときは、全社に向けて大号令をかける必要があるのですが、それなりにパワーとコストがかかります。

しかも、すでに行っていること(今回は1on1ミーティング)に対してであれば、なおさらその軌道修正と浸透には大きなパワーがかかりますし、さらに、「やり方を変えていきましょう」とガイドラインを策定し周知を行ったところで、現場への浸透は難しいと思います。
また、規定を作ることによって行動の選択の自由をなくしてしまい、主体性や自律性が逆に損なわれ、本末転倒になってしまいます。

一方で「revii」を使うと、よりよい1on1ミーティングのやり方が自然と組み込まれていきます。
マネージャーの方々が無意識にそのルートを辿っていくのは色んな意味でコストがかからず、とてもやりやすい改革手段の一つなんじゃないかなと思います。
マネージャーの自律性を担保しながら、理想とする1on1ミーティングを目指すという意味で、「revii」を導入することはとてもおすすめです。

パーソルキャリア株式会社 青江 翔子 様あおえ しょうこ さま
人事本部 組織・人材開発部 組織・人材開グループ マネジャー

新卒でパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社。アルバイト・パート領域の求人広告営業を経験後、人事部門の組織・人材開発担当へ異動。主に若年層向け階層別研修や次世代リーダーの育成などを企画。 現在は全社単位の人材開発体系の設計や組織文化形成支援施策の企画などを行う。

パーソルキャリア株式会社 竜田 遼 様たつた りょう さま
人事本部 組織・人材開発部 組織・人材開発グループ

2015年10月、キャリアアドバイザーとしてパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に入社。2018年10月より、戦略人事部にて事業部HRBPとして、組織・キャリアパス設計、人事評価運用、人材育成、リテンションなど事業に絡む人事業務を行った後、組織・人材開発部へ異動。 管理職向けの研修企画・実施を担当。

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