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1on1ミーティングの研修会社を徹底比較!選び方のポイントも解説

「1on1ミーティング研修を導入したいけれど、研修会社の種類が多くてどこに依頼したらいいのか分からない」

そんな悩みをお持ちではありませんか?

この記事では、研修会社の特徴や研修期間といった情報を紹介しています。

最後まで読んであなたの会社に最適な研修会社を見つけてみましょう。

1on1ミーティングの研修の必要性とは?

自社で1on1ミーティングを実施する際に、研修は必要なのでしょうか?

結論から申しますと、必須ではないですが、研修はあったほうがよいです。

研修があったほうがよい理由は、下記3つです。

  • 1on1ミーティングに必要なスキルの習得が独学では難しい
  • 目的が理解されないと1on1ミーティングは定着されにくい
  • 1on1ミーティングへの共通理解がその効果を増幅する

質の高い1on1ミーティングを行うに必要な3つのスキル

  1. 傾聴
  2. 承認
  3. 課題解決/提案

1つ目に必要なスキルは傾聴するスキルです。

傾聴は、ただ聞くだけではなく、対話を交えることによって、メンバーの自発的な行動を促すことにつながります。

2つ目に必要なスキルは承認するスキルです。

ただ全てを承認するのではなく、承認に値する内容に対してのみ行い、そうでない内容に対しては問題点を指摘しつつ、改善点をフィードバックしていきます。

3つ目に必要なスキルは、課題解決/提案するスキルです。

1on1ミーティングは、マネージャーがメンバーの話をただ傾聴して承認を与えればよいのではありません。

メンバーが悩んでいる課題に対して、適切な解決方法を提案をし、ときには手取り足取りティーチングすることで業務のサポートをします。

研修は1on1ミーティングの定着化に有効

定着化という側面からも研修は有益です。

とういうのも、研修を受けた社員たちは1on1ミーティングの目的や継続的な実施の必要性を理解するので、研修を受けてない場合と比べると、積極的に取り組んでくれることでしょう。

また、研修を受けることでマネージャーとメンバーともに、1on1ミーティングに対する苦手意識を持ちにくくなる点でも定着化に有効です。

1on1ミーティングへの共通理解がその効果を増幅する

1on1ミーティングが効果を発揮するためには、マネージャーとメンバー両者の共通理解が必要となります。

たとえば、1on1ミーティングではメンバーが自己開示をしつつ積極的に話しをすることや、マネージャー側が傾聴しつつ適切なフィードバックをすることなどです。

また、アジェンダのフォーマットや1on1ミーティング中の約束ごとなど、組織内で統一したものを研修で学んでおけば、取り組みがブラックボックス化しづらく、全組織的に1on1ミーティングの効果を期待できます。

1on1ミーティングで陥りやすい3つの失敗

1on1ミーティングは導入しただけでは、なかなか成果に結びづきずらい取り組みです。

よくある失敗例を参考に、日々の改善を重ねていきましょう。

失敗例1:承認をするだけになっている

マネージャーがメンバーの行為に対して、承認をするだけの場になっているケースはよくあります。

存在承認も含めて、メンバーを認めるのは重要ですが、ただ、ひたすら承認すればうまくいくわけではありません。

相手をよく観察して変化や成長にいち早く気が付き、承認することこそが本来の承認スキルです。

失敗例2:メンバーのための時間だからと、マネージャーが喋らない

メンバーが現状を言語化することで、頭の中が整理される場合もあります。

しかし、メンバー1人に喋らせるだけでは、人形に向かって喋っているのと変わらず、課題解決には至りにくいです。

必要なのは、メンバーが解決したい課題について、マネージャーとしてのアドバイスをしつつ、対話をすることです。

メンバーの成長というゴールを達成するためにも、マネージャーはただ話を聞いているだけにならないようにしましょう。

失敗例3:関係値もないのに、急に将来の話など深い質問をする

マネージャーとメンバーとの間に信頼関係が築けていない状態で、1on1ミーティングだからといきなり将来の夢やプライベートの質問などをしてしまい、かえって信頼関係に溝が生まれてしまう失敗もあります。

1on1ミーティングだからといって、普段の会話のように関係値がない中で深い話はできないものです。

雑談や業務の話などを通して信頼関係を作ったうえで、マネージャーは必要とあればより深い内容の質問をするようにしましょう。

メンバーも、マネージャーがなんでもかんでも話を聞いてくれると勘違いせずに、互いの距離感を見極めたうえで話をしましょう。

ありがちな失敗を避けれるように研修を受けておく

このように、よかれと思ってしていたことが、1on1ミーティングの質を下げてしまっているケースも少なくありません。

研修を行って本来の目的に合った結果が得られるようにしましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

3つの研修実施方法とメリット&デメリット

1on1ミーティング研修の主な実施方法は下記3つです。

  • 自社内で研修を実施
  • 外部の研修会社やセミナーを受講
  • コンサルタントに研修の実施を委託

それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。

組織の状況を踏まえたうえで、費用や形態など、どれが合っているかを考えてみましょう。

自社内で研修を実施

自社内で行う場合の大きなメリットは費用を安く抑えられることです。

人事やマネジメント層が研修を実施することで、自主性も生まれます。

ただその反面、間違った知識を伝えてしまう可能性のリスクや、研修の説得力を出せる人材の確保が難しいというデメリットもあります。

メリット:低費用、すぐにはじめられる、主体性、再現性
デメリット:専門家ではないので間違った知識を伝えてしまう可能性、業務が増える、説得力がでにくい

研修会社に依頼する場合

研修会社に依頼する場合のメリットは、誤った知識ではなく、正しい知識を習得できることです。

また、幅広い研修実績を活かした説得力のある研修は、受講者のエンゲージメントアップにもつながり、1on1ミーティングの重要性を理解してもらえます。

ただし、コストがかかる点や、社内の細かなニーズに合わせづらいというデメリットも理解しておきましょう。

メリット:正しく学べる、スキル向上、参加者のエンゲージメント高い
デメリット:費用がかかる、社内の細かなニーズに合わせづらい

コンサルタントに研修の実施を委託

コンサルタント最大のメリットは相談しながら自社に合ったプログラムを作成してもらえるため、1on1ミーティングで得たい効果の目標やKPIの設定を明確にできることです。

デメリットは費用が高額である点と、コンサルティングの質によって内容にも差が出ることです。

メリット:相談しながら進められる、再現性がある
デメリット:費用が高い、コンサルティングの質による

研修会社の選び方のポイント

1on1ミーティングの研修会社選びに重要なポイントは以下になります。

  • 専門性を持った会社であるか
  • プログラムのオーダーメイドは可能であるか
  • 効果の実感が持続できる様な仕組み作りは出来ているか
  • 研修会社の実績はあるか
  • オンラインに対応しているか

研修会社に専門性があるかは特に注意したいポイントです。

受講者に1on1ミーティングの必要性を理解してもらうためにも専門性を持った研修会社であるかをチェックしておきましょう。

専門性を持った研修会社は幅広い知識をもっているため、言葉に説得力があり、参加者の興味や関心を惹きつけ、実際に行動を起こしてもらうことができます。

また、プログラムのカスタマイズもできると、参加者のニーズに合った研修が可能になります。

フォローアップなどで効果の実感が継続できるような仕組みのある研修会社だと、より1on1ミーティングの効果も高まります。

ほかにも、研修人数やオンラインなどに柔軟に対応してもらえるかも重要なポイントです。

1on1ミーティング研修会社8選

研修の型は大きく2つに分類できます。

1つ目は、比較的低予算で、1on1ミーティングの理念や重要なポイントを聞いて学ぶことができる「公開講座型」の研修です。

2つ目は、比較的高価ですが、ロールプレイングを通して、個人の課題に沿ったティーチングを受けながら学べる「ワークショップ型」に分類されます。

まずは、上記2つのどちらが自社に合っているか考えていきましょう。

公開講座型の研修会社3選

企業名:リクルートマネジメントスクール

オンライン受講でも1コース1名からの受講が可能なリクルートマネジメントスクールは、受講者がコースや日時を選べるチケット制サービスを導入し柔軟な対応をしてもらえるのが特徴です。

専門性の高いトレーナーが、受講者の気づきを促し、実践へとつなげてくれます。

以下の人にオススメ
  • 1人または、少人数で受講したい
  • 受講日は柔軟に対応してもらいたい
  • 1日で学びきりたい

費用:15000/名~50000/名
研修の形式:公開講座型
期間:3時間~6時間
実績:10,000~
オンライン対応:あり
HP:https://www.recruit-ms.co.jp

企業名:株式会社インソース

オンライン研修、自宅学習、フィードバック研修の3ステップに分けて研修を行い、基礎を学習した後、実践へとつなげてくれます。

確認テストを取り入れ、どこまで自分が理解出来ているかを可視化できるのも特徴です。

以下の人にオススメ
  • 全て自宅で完結したい
  • テストで自分の理解度を可視化してもらいたい
  • 時間をかけてじっくりと受講したい

費用:26,400/人
研修の形式:公開講座型
期間:10日程度
実績:10,000~
オンライン対応:あり
HP:https://www.insource.co.jp

企業名:株式会社かんき出版

株式会社かんき出版は、他社にない講師陣が特徴です。

講師の1人である世古詞一氏は、「シリコンバレー式最強の育て方 一人材マネジメントの新しい常識」の著者であり、コーチングの考えを活かした研修を行ってくれます。
基礎を理解し、実践するので、あらゆるタイプのコミュニケーションが取れるようになり、効果的に相手に伝えられるようになります。

6つのカリキュラムを細かく設定し、最終的には1on1ミーティングのスキルを受講者自身のものにできるのです。

以下の人にオススメ
  • 苦手なメンバーがいてどう接していいのか分からない
  • 何度伝えてもなかなか相手に伝わらない
  • 細かなカリキュラムを経て自分に落とし込みたい

費用:要問い合わせ
研修の形式:公開講座型
期間:1日
実績:100~1,000
オンライン研修:無し
HP:https://kanki-pub.co.jp

ワークショップ型の研修会社5選

企業名:株式会社チェンジ

株式会社チェンジは、3日に及ぶ3回の体験型研修を実施してくれます。

ワークショップで学び職場で実践、そしてワークショップで振り返り、そこから新たな学びを得る。というサイクルがつくられます。

研修後はアクションプランシートが配布されるため、研修後の知識の定着化に役立つでしょう。

以下の人にオススメ
  • オンラインで全て完結したい
  • 研修後は簡単なサポートでも問題ない
  • 時間をかけて学びたい

費用:要問い合わせ
研修の形式:ワークショップ型
研修期間:3日間
オンライン対応:あり
HP:https://peraichi.com

企業名:株式会社スプリングボード

3000件以上の研修実績を持った株式会社スプリングボードは、その実績を活かし、幅広い職種に対応した研修が可能です。

実際に行われた1on1ミーティングの音声で、ミーティングの質を分析とデータ化を行い、受講者自身が答えをだせるよう、が課題解決に役立つ記事をレコメンドしてくれます。

3,000件以上の研修実績を持ち、幅広い職種に対応が可能です。

研修中は、課題解決に役立つ記事をレコメンドしてもらえるため、意識するポイントを体得できます。

以下の人にオススメ
  • ミーティングの質をデータ化して欲しい
  • 実績のある会社で研修をしたい
  • 自社に合った設計で独自研修をしてもらいたい

費用:40万程度
研修の形式:ワークショップ型
研修期間:5時間程度から
実績:50社3000件以上
オンライン対応:あり
HP:https://springboard.ne.jp

企業名:株式会社ペイサー
株式会社ペイサーは実践重視の研修が特徴です。

組織の状況に合わせたプログラムをカスタマイズしてもらえます。

研修後、講師から現場実践後の課題をフォローアップしてもらえるため、受講者が自身が実際に実践、体感して体得できます。

以下の人にオススメ
  • 座学よりも実践で体得したい
  • プログラムをカスタマイズしたい
  • 現場実践後のフォローアップがほしい

費用:要問い合わせ
研修の形式:ワークショップ型
研修期間:2ヶ月~5ヶ月
HP:https://pacer.co.jp

企業名:株式会社Unleash

株式会社Unleashは、50社1000人以上の幅広い職種の会社に研修を行った実績を持つ企業です。
研修でミーティングスキルを身に着けた後、傾聴トレーニング、職場で学んだことを実践する経験学習の3つを6講義に分けて習得するカ
リキュラムです。

特に3人1組で行う傾聴トレーニングは自己評価と他者評価を擦り合わせ自分の癖を客観的に知れます。

トータル12時間程度の研修が行われ、比較的長期間学べます。

時間をかけて学べるため、学習が定着しやすいのも特徴です。

以下の人にオススメ
  • 傾聴に自信が無い
  • 特に思い当たる節が無いのに、1on1ミーティングの効果が実感できない
  • 長期間かけて学習したことを定着化させたい

費用:50万円から(別途講師の旅費交通費と一人5,000円のテキスト費)
研修形式:ワークショップ型
研修期間:12時間
実績:50社1000人以上
オンライン対応:なし
HP:https://life-unleash.co.jp

企業名:株式会社マイインポータント
株式会社マイインポータントは1名から研修を受けることが可能です。

少人数から受講できる柔軟な対応が特徴です。

講義内容は、次のものがあります。

  • マネージャーがメンバー役も体験をしてマネジメント力を強化するプログラム
  • 受講者それぞれに合ったオリジナルメニューやフィードバック・フォローアップ

などを長期にわたって提供してくれます。

研修後もプロコーチが必要に応じてサポートしてくれるため安心です。

以下の人にオススメ
  • 研修後も適切なサポートが欲しい
  • 1名からの少人数でも研修をしたい
  • 柔軟な対応を重視している

費用:要問い合わせ
研修形式:ワークショップ型
実績:150社以上
オンライン対応:あり
HP:https://1on1ミーティング-important.com

まとめ:研修を行って効果的に1on1ミーティングを実施しよう

いかがでしたか?

この記事では、研修会社の比較と選ぶ際のポイントを紹介しました。

研修の導入で、質のよいミーティングが実施でき、1on1ミーティングの効果を最大限に引き出せます。

研修を委託すると一時的にコストはかかりますが、研修で得たスキルや経験は今後の生産性やメンバーの成長促進が大きく左右されるため、気になる研修会社があれば、いくつか問い合わせをして検討しましょう。

reviiコラム編集部

revii(リービー)のサービス企画・運用に携わるメンバーが、組織改革やマネジメント育成、1on1ミーティングなどで役立つ情報・HowToを発信しています。
記事に関するお問い合わせは、下記リンクよりご連絡ください。
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