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今注目されているセルフマネジメントとは?メンバーの能力を引き出す方法を解説

働き方が多様化した現代において、個人のセルフマネジメント能力は重要です。

しかし、セルフマネジメントができずに悩む方が比較的多いのも事実です。

「いつも締め切りぎりぎりで仕事の内容も雑」「イライラして集中力が続かない」といった様子のメンバーを見かける機会はありませんか?

もしかすると、上記にあげた悩みは、メンバーのセルフマネジメントがうまくいっていないからかもしれません。

当記事では、セルフマネジメントによるメリットやコツを紹介します。

最後まで読んでメンバーのマネジメント能力向上を目指しましょう。

セルフマネジメントとは

セルフマネジメントを直訳すると、自己管理です。

また、ビジネスにおけるセルフマネジメントの対象は多岐にわたります。

自分の立てた目標や課題解決に向けて、時間・感情・体調・思考などがもっともよい状態を維持できるようにコントロールします。

そしてセルフマネジメントにより心身が安定すると、自分自身の持つ能力を最大限に発揮できるのです。

ビジネスにおけるセルフマネジメントとは何なのか、そしてメンバーにとってどのような効果が期待できるのかを考察していきましょう。

セルフマネジメントによる効果

ビジネスにおいてセルフマネジメントによる効果は、さまざまです。

中でもメンタルケアに対する効果は、仕事をするうえで土台となる重要な要素だと考えられます。

なぜなら、急な環境変化やストレスの多い現代で自分の感情をコントロールしたり、ストレスとうまく付き合ったりしながら仕事をしなければならないからです。

自分のメンタルを上手にセルフマネジメントできれば、どのようなときでも冷静な判断が可能になります。

また、常に自分の感情をコントロールできる人は、人間関係も安定します。

組織で仕事をするにあたってチームワークは重要です。

よって、セルフマネジメント能力は、ビジネスパーソンにとって必須のスキルだといっても過言ではありません。

そして、セルフマネジメント能力が身につくと、感情・ストレス・誘惑などに振り回されることなくメンバーは自分がしなければならないことに注力できます。

目標達成や課題解決に集中して取り組めるので、仕事や時間に余裕を持った対応が可能となるでしょう。

セルフマネジメントに重要な5つの要素

ビジネスにおけるマネジメントに重要な要素は、大きく分けて5つあります。

目標設定

自分の立ち位置を理解し、目標設定やタスクの洗い出しと業務の優先順位をつけましょう。

集中力

集中力を高めると、業務の質を落とさず最短で作業が可能になります。

時間

自分の中でタイムリミットを設定するなどして時間と上手に付き合えると、限られた時間を有効活用できます。

心身のケア

心と体は仕事をするうえで重要です。自分自身のケアをする時間を設けましょう。無理をせず休むこともセルフマネジメントのひとつです。

自己分析

仕事をする際、パフォーマンスが低下する原因やタイミングを振り返って分析しましょう。

闇雲に自分をコントロールしようとしても、うまくいきづらいです。

上記5つの要素を意識して行動に移すと、全体的にバランスの取れたセルフマネジメントができるようになるでしょう。

現代においてセルフマネジメントが重要視される理由

現代のビジネスにおいて、メンバー個人のマネジメント能力が重要視されています。

セルフマネジメントを身につける目的はおおきく分けて3つです。

  • 働き方の多様化への対応を可能にする
  • 個人の生産性向上
  • メンバーの心身の安定

オフィスワークが主流だった時代とは変わり、現代はさまざまな働き方や組織が存在します。

近年普及しているテレワークは、セルフマネジメントスキルが必要である顕著な例です。

また、多くの時間働いた人が評価されていた時代とは変わり、時間を無駄づかいしない効率のよい働き方をする人材が求められています。

個人の生産性向上といった観点からもセルフマネジメントは必須のスキルなのです。

そして、メンバーの心と体が安定をはかり、自分の行動や感情に振り回されることなく、常に冷静な判断が可能になり人間関係が良好になるのです。

上記3つのセルフマネジメントが重要視される理由と、セルフマネジメントのビジネスにおけるメリットを理解していきましょう。

リモートワークの普及

働き方の多様化により、テレワークが普及しました。

会社から遠い場所に住んでいたり、家庭の事情などにより出社が難しかったりといった場合でも仕事ができる時代です。

オフィスワークとは異なり出社しなくて済むので、時間や場所が比較的自由なのもテレワークの魅力のひとつではないでしょうか。

しかしメンバーがタイムマネジメントや、ヘルスマネジメントといったセルフマネジメントができていないと、生産性が低下してしまう可能性が高くなってしまいます

例えば、昼夜問わずメンバーが働きすぎてしまったり、逆に誘惑に負けて仕事が進まなかったりしてメンバーの仕事のワークバランスを崩してしまう様子です。

メンバーのセルフマネジメントスキルが身につけば、マネージャーが見ていない場所でも目標と課題にむけて計画的に取り組んでくれるでしょう。

個人の生産性が上がる

働き方改革による残業の見直しや改善が行われ、社会的に個人の生産性が求められるようになりました。

例えば、残業時間の上限設定や、有給休暇の取得を義務するなどです。

現代のビジネス社会は、限られた時間の中で各々が課題意識を持ち、業務を自分ごと化し段取りや管理ができる人材を求めています。

長時間働いた人が評価されるのではなく、限られた時間の中で工夫をしながら最高のパフォーマンスができる人が評価される時代なのです。

よって、個人の生産性を向上させるひとつの手段としてメンバーのセルフマネジメント能力が重視されています。

セルフマネジメントはメンタルケアにも有効

心の不調は、仕事の生産性や、パフォーマンスに影響を及ぼします。

メンバーが「ストレスが多いな」「感情的になってしまうな」と感じているようなら、早めに解決しなければなりません。

なぜなら、ストレスの解消が上手にできていないと、ストレスが蓄積してしまいメンバーが持つ本来の力を発揮できなくなってしまうからです。

例えば、集中力の持続が難しくなってしまったり、頭の回転スピードがいつもより遅くなってしまったりしてしまいます。

また、心身の不調によって感情のコントロールができなくなってしまい、対人関係に悪影響を及ぼしかねません。

セルフマネジメントによって、メンバーがストレスとの上手な付き合い方を身につけられると、ストレスや感情の起伏に振り回されず、よい状態がたもてるのです。

セルフマネジメント失敗例

「セルフマネジメントを試みてもなぜかうまくいかない」または、「セルフマネジメントに苦手意識がある」といった悩みをもったメンバーも中にはいるかもしれません。

マネジメントがうまくいかないメンバーの中には、業務に集中するあまり見落としている重要なマネジメント対象があるのかもしれません。

次のセルフマネジメントの失敗例をもとに原因を考察していきましょう。

自身に合わない目標設定

メンバーが志を高く持つのはよいことです。

しかし、高すぎる目標を設定してしまうと、セルフマネジメントのハードルも高くなってしまいます

よくある失敗例は、自身に合った目標設定ができておらず、時間や体力を激しく消費してしまい心身共に参ってしまうパターンです。

メンバーが自分の力量と組織での立ち位置が理解できると、実現可能な目標設定が実施ができます。

適切な目標設定は、円滑なセルフマネジメントにつながります。

マネージャーはメンバーの目標設定が適切か判断し、必要であれば目標設定の見直しやアドバイスをしてあげましょう。

ヘルスケアができていない

自分のことは後回しにしてしまいがちな方も多いですが、ヘルスケアを怠るとセルフマネジメントに失敗してしまう可能性が高くなります。

仕事を効率よく進めたいあまり、風邪を放置した結果、体調が悪化し寝込んでしまっては、本末転倒ではないでしょうか。

また、健康は、セルフマネジメント対象のひとつです。

体は資本という言葉どおり、健康という土台があってこそ日々の業務が行えます。

時間を忘れて業務に没頭してしまうメンバーや、休息が苦手なメンバーは、特に注意が必要です。

「業務量に問題はないか」や「体調は悪くないか」などと声をかけ、メンバーがヘルスケアができているか確認します。

日々の業務に加え、自分の体調観察の時間を組み込む提案をマネージャーからしてもいいでしょう。

タスクに優先順位を付けていない

メンバーが毎日必死に業務をこなしているにもかかわらず、なぜかうまくいかない場合は、業務のタスクに優先順位を付けていない可能性があるのかもしれません。

振られた仕事を片っ端から抱え込んでこなしていく方法は、時間と体力においても無駄が多くなってしまいます。

セルフマネジメントを有効にするには、業務の期限や、重要度を見極めて“すぐやるべきこと”と“すぐやらなくてもいいこと”の分別が必要です。

タスクの優先順位付けができていなそうなメンバーには、ヒントを与え気づきを与えられるように対話を行いましょう。

1on1ミーティングを活用したセルフマネジメント方法

セルフマネジメントに悩むメンバーがいるのであれば、1on1ミーティングの活用がおすすめです。

1on1ミーティングとは、短い周期で定期的にメンバーとマネージャーが1対1で行う対話をいいます。

業務の進捗状況の報告に加え、メンバーの抱える悩みや、課題に対するフィードバックの実施も1on1ミーティングの目的です。

ここで注意したいのが、マネージャーがメンバーのセルフマネジメントに対する口出しをし過ぎないことです。

ひとそれぞれ、自分に合ったセルフマネジメント方法があります。

マネージャーの価値観や方法の押し付けは控えましょう。

1on1ミーティングで、メンバーのセルフマネジメントスキル向上が目指せるのでおすすめです。

目標を明確にする

もし、メンバーの設定した目標が不明確であれば、1on1ミーティングで目標の明確化を提案しましょう。

理由は、高すぎる目標設定や、不明確な目標設定は、メンバーによるセルフマネジメントが難しくなる可能性が高まるからです。

目標設定には、長期的目標と短期的目標があります

加えて、定量目標と定性目標を設定し、実現可能かどうかを判断しなくてはなりません。

しかし、目標設定に慣れてないメンバーの中には、目標設定が難しいと感じているメンバーも存在します。

そして、業務と関連性のない漠然とした目標を設けてしまいメンバーが悩んでいる場合も想定できます。

目標設定が不明確なメンバーには、1on1ミーティングで実現可能かつ明確な目標設定を実施できるようなフィードバックをしましょう。

困りごとなどの精神負荷を軽減する

1on1ミーティング実施でメンバーの精神負荷が軽減され、一時的に高くなってしまったセルフマネジメントのハードルを低くできます。

セルフマネジメントの中でも、土台となるのが、心と体です。

しかし、イレギュラーなことが立て続けにおこると、ストレスが蓄積され精神的に参ってしまいセルフマネジメントが難しくなります。

1on1ミーティングにより定期的な対話が実施されていると、メンバーの精神状態にマネージャーは、いち早く気がつけるのです。

また、定期的な1on1ミーティングの実施は、信頼関係の構築につながります。

すると、メンバーは早い段階でマネージャーに相談ができるので、精神面においても比較的安定した状態を保てます。

職場に慣れていないメンバーや、人に頼ることが苦手なメンバーでも、1on1ミーティングの実施により発言がしやすい環境の提供が可能です。

そして、全て自分で抱え込むのではなく何でも相談できる相手に耳を傾けてもらえるだけでも、メンバーの精神負荷の軽減になる可能性もあるのです。

定期的な面談でメンバーの状態をチェックする

1on1ミーティングを定期的に実施しメンバーの状態をチェックしましょう。

セルフマネジメントにおいてメンバーの働き過ぎの回避がなぜ必要かというと、ワークバランスを働き過ぎによって崩しやすいと考えらえられるからです。

前述した通り、心と体はセルフマネジメントの土台となります。

よって、業務に没頭しすぎるあまりメンバーが働き過ぎてしまうのは、ヘルスマネジメントの観点において有効な方法とはいえません。

マネージャーは、メンバーが意欲的に業務をこなしてくれると助かります。

しかし、メンバーが働き過ぎにより心身に無理が及んでいては、継続が困難です。

マネージャーは、「メンバーが働き過ぎていないか」「メンバーはタイムマネジメントを実施しているか」といった視点を持つ必要があります。

必要であれば、タイムマネジメントやヘルスマネジメントの観点からアドバイスをしましょう。

1on1ミーティングでメンバーが持続可能なマネジメントを実施できるよう見守りましょう。

セルフマネジメントを高めるコツ

セルフマネジメントを高めるにはいくつかのコツがあります。

中でも効果的な方法をご紹介します。

セルフマネジメントをさらに高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

また、いつもはセルフマネジメントができるのに、なぜか気分が向かない場合や、急なアクシデントによる体制の立て直しの際にも有効です。

今日からすぐに実施できるものもあるので、比較的簡単なものから取り入れてみましょう。

時間をマネジメントする

仕事中の時間のマネジメントは、セルフマネジメントにおいて重要です。

プライベートでも同様にセルフマネジメントは必要ですが、できている方は少ないのではないでしょうか。

ヘルスマネジメントの観点からも仕事以外の時間もマネジメントできると理想的です。

例えば、出社時刻の目前に起床してあわてて自宅を出るなどといった場合だと、忘れ物によるトラブルや体調が優れない場合も考えられます。

プライベートでもセルフマネジメントを応用すると、適切な睡眠時間や、ストレスの発散にあてる時間を意識的に確保ができます。

プライベートの時間のマネジメントは、仕事の時間を充実したものにする手助けをしてくれるのでおすすめです。

内発的動機づけを持つ

内発的動機づけを持つと、モチベーションマネジメントに役立ちます。

内発的動機は賞賛や競争などからうまれる外発的動機とはちがい、自分の内から発生する報酬を目的とします。

例えば、好奇心や新しいことへの挑戦です。

外発的動機はあまり意識しなくても比較的自然と持てるのですが、内発的動機は個人によって異なるので、本人が意識しないと気が付けない場合があります。

「自分がどんなときに好奇心や挑戦したい気持ちがわいてくるのか」をいちど振り返ってみてもいいのかもしれません。

もし、モチベーションマネジメントに悩むのであれば、内発的動機づけを意識して持ちましょう。

タスクの細分化

業務のタスクを細分化すると、スケジュールに組み込みやすくなるため、スケジュールや時間のマネジメントがしやすくなります。

また、達成感を得やすくなるので、モチベーションマネジメントにおいても有効です。

タスクの細分化により、「どのように仕事をするのか」から「何をするのか」を明確にできます

業務量が膨大に感じる場合でも、マイルストーンを設定し、小さな目標に対するタスクを洗い出せば、達成感を得ながら確実に業務を進められるのです。

タスクの細分化は、セルフマネジメントのコントロールが容易になります。比較的簡単に取り入れやすいので、日々の業務に取り入れて実践してみましょう。

誘惑の少ない環境づくり

人間は誘惑に流されてしまいやすいので、セルフマネジメントを有効にするには、誘惑の少ない環境づくりが効果的です。

アクションプランをせっかく立てても、誘惑が多いと集中が困難になり、ストレスになります。

特に、在宅ワークの場合は、誘惑も多いのでセルフマネジメントのハードルが高くなります。適切に対処をして、誘惑の少ない環境づくりを実践しましょう。

具体的には、仕事に必要なもの以外は、目につかない場所にしまいます。また、スマートフォンをさわってしまう方は、物理的に自分から遠ざける方法もおすすめです。

セルフマネジメントにより、作業効率の最適化を目指すのであれば、誘惑との適切な距離感を大事にしましょう。

マインドフルネスによって感情をコントロールする

マインドフルネスによって精神状態の安定がはかれるので、セルフマネジメントを高めるのに有効です。

マインドフルネスは、瞑想などによって到達が可能です。

人間は、未来や過去に考えをとらわれている時間が大半をしめているといわれています。

マインドフルネスの状態になれるようになると、今起こっている体験に対して意図的に意識を向けられます。

効果は、脳の活性化・ストレス解消・集中力を高めるなどです。

マインドフルネスの習得には、時間がかかりますが、感情のコントロールが可能となるので、セルフマネジメントにおいて、高い効果が期待できます。

まとめ

働き方の多様化が進む現代では、セルフマネジメントは重要なスキルになっています。

メンバーがセルフマネジメントに困っているようであれば、1on1ミーティングでのフィードバックを推薦します。

また、1on1ミーティングの実施により、メンバーとの信頼関係が構築できるので、さまざまな観点からも1on1ミーティングの実施はおすすめです。

メンバーに合った方法により、セルフマネジメント能力を高めて、組織の生産性向上を目指しましょう。

reviiコラム編集部

revii(リービー)のサービス企画・運用に携わるメンバーが、組織改革やマネジメント育成、1on1ミーティングなどで役立つ情報・HowToを発信しています。
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